標準労務費 民間建築で運用を
25年度に実態調査、基準検討
国交省
国土交通省は改正建設業法で規定された「労務費に関する基準(標準労務費)」をベースとする見積もり・契約規制の施行に向け、民間建築工事での運用を想定した基準作成や実効性確保に向けた検討を深める。標準労務費の計算方法を「公共工事設計労務単価×歩掛かり」とした場合、個人住宅などの設計労務単価が設定されていない職種や、公的な歩掛かりが存在しない工種の扱い方が課題になる。当事者団体などとの意見交換を進めながら、25年度には民間建築工事の請負金額に占める労務比率などの調査・分析に乗り出したい考え。