最高の顧客満足度を追求する警備のプロ鎌田　渡（かまだ　わたる） 企業警備保障株式会社　取締役業務本部長兼K&F事業部長

「他者も同じように警備の質、クオリティを上げていけば会社として待遇が上がり、他社よりも良い条件で仕事ができる。これを追求していこうと」。さらに鎌田さんの気づきは、警備の環境面にも。

「カラーコーンなど機材設置は施工会社よりも、我々が行ったほうがより警備がしやすく、見やすくなります。機材の設置・管理を仕事に含めて、費用もみてもらえるようになった」と話します。自分自身の警備技術向上だけでなく、会社として提供できる警備環境の向上も考えるようになりました。ケイショウ時代から、出雲大社大遷宮、出雲駅伝など大規模イベントで積極的に警備計画を提案。警備企業は現場でただ警備を行うだけでなく、トータルな安全を提供することができる「警備コンサルティング企業」であるべきだと。

「実現には、自分が現場でやっていたクオリティを新しい人も同じようにできるよう育てる必要があります。教える側の能力が高くなれば、教わる側も高くなっていく　同時に育成しながら経験を積ませます」。

企業警備保障への入社は後長佑社長との長年の親交が切っ掛け。
「これまで培ってきたことをより大きな規模で活かせると。プロフェッショルとしての警備業の社会的な立場・目標も社長と同じでした。社長から警備の質を上げてほしいと言われました」と入社の経緯を話します。これからの目標を伺うと、
「適正な価格で元請け企業と契約して現場で働く方に還元していきたい。同業他社と協力し、業界全体で給与をあげ、質のよい人材を多く入れたい。その上で、新しいこと、警備のコンサルティングなど、業界全体でできるように応援したい。そしてその先頭を弊社で走っていきたい」と、警備業界全体を少しづつ改善して、発展させていきたいと意欲的に話してくれました。