新電力を通して地域に貢献するプロ大野信(おおの しん) 島根エナジー株式会社 代表取締役
新電力の販売をメインに、MEO対策や屋内通信環境の改善、キャッシュレス決済、LINEを有効利用した集客ツールなどのサポート事業を通じ地域活性化と地域貢献を目指した新エネルギービジネス
取材記事
2016年の電力自由化に伴い、20年6月、地域密着型の新電力会社として「島根エナジー㈱」が誕生しました。代表取締役に就任したのが大野信さんです。大野さんは東京都の出身。金融機関や通信分野でスキルを磨き、設立時は通信会社からの出向という形で就任しました。「縁もゆかりもない島根という土地で、受け入れてもらえるかどうかとても不安だった」と発足当初を振り返ります。
同社は、光通信グループと地元金融機関の島根銀行、金融機関と連携して地域創生に取り組むSBIホールディングス、そして事業に賛同する地元企業24社の出資により設立されました。地元企業からは、建設や住宅、不動産、木材など建設関連産業も多く参加しています。
島根県の活性化に向け、地域の雇用と経済に貢献すること企業理念に掲げます。これまでと変わらない品質で低価格な電気代を実現するためのプランを提案します。「営業はすべて訪問し、対面で丁寧な説明を心掛けています」と大野社長。20年8月から本格的に営業を開始し、現在は回線数で1,800件(1,000社)との契約が成立しました。設立5年後の目標は3,000件。「今後は、個人のお客様へのアプローチも積極的に進めるともに、電力のコストダウンと併せ、企業やお店が元気になる様ざまなメニューを提供していきたい」と意欲をのぞかせます。
そのために、MEO(Map Engine Optimization)対策や屋内の通信環境の改善、LINE公式アカウントの制作・運用などのサポート事業にも取り組んでいます。飲食関係ではキャッシュレス決済やデリバリー&テイクアウトメニューなどの販売ツールも提供しています。「電気事業のみに固執する考えはありません。電気事業を通して販売網を確立し、企業間をつなぐハブ会社を目指します」と大野社長は将来の展望を語ってくれました。
企業プロフィール
- 商号
- 島根エナジー株式会社
島根銀行、SBIホールディングス、地元企業20社、光通信グループ2社で設立 - 設立
- 2020年6月19日
- 業務内容
- 「地域創生」を合言葉に島根でんき及び鳥取でんきの総販売代理店として事業展開
事業者様、個人様より電気明細を頂戴し、1件1件コスト削減出来るかをシミュレーション致します - 社員
- 15人(営業7人、コールセンター4人、事務2人、マネージャー2人)
- 関連会社
- 株式会社地域創生ホールディングス(小売電気事業者、コード:A0253)他全国にグループ販社46社)
連絡先
※「『建設興業タイムス』を見た」、または「『しまプロ』を見た」とお伝えください。
- 住所
- 〒690-0003 島根県松江市朝日町484-19
- 電話番号
- 0852-24-1171
- FAX番号
- 0852-24-1181
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 土・日・祝日
- ホームページ
- https://www.shimane-ene.co.jp/
- メール
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